2013年12月30日月曜日

心機能について思うこと(2)~若き循環器医へ~

 臨床現場で心機能を考える時、なるべくシンプルに考えるよう心がけています。一回拍出量(stroke volume: SV)を目標とするなら、体循環・肺循環を下記のように切って考えればいいと思います。

 SVを出せなくしているのはどこか考えるようにしています。左室後の問題か、左室なのか、左房なのか、肺動脈なのか、右室なのか、右房なのか、順次この順でスクリーニングをかけていきます。例えば、最近流行の肺高血圧症の場合、何が問題か複雑にしすぎているきらいがあります。肺血管抵抗が高いため左室に容量を送れない、すなわち前負荷が確保できないためSVが低下している状態と考えると理解がしやすいのではないかと思います。左室のSVありきです。

次回は、左心房がいるか?というお話をします。

0 件のコメント:

コメントを投稿