2014年7月17日木曜日

開院5周年

本日、新規開院してちょうど5年となりました。父の大西内科時代からお越しいただいている20,000人の患者様、大西内科ハートクリニックとなってから今日までお越しいただいた6,588人の患者様には、数あるクリニックの中で当院を選んでいただいたことに心より感謝いたします。また患者様をご紹介いただいたクリニックや病院の先生方、病診連携で当院の患者様を加療していただいた先生方にもこの場をお借りして感謝申し上げます。皆様のご期待にお応えできるよう、これからも誠心誠意患者様の診察に力を入れて頂きたいと思います。これからも、よろしくお願い申し上げます。



「大学病院の医療レベルをカジュアルに提供させて頂きたい!」「あなたの健康について一緒に考えましょう。」という2大コンセプトで今まで、やってまいりました。開業して5年が経ち、患者様達より逆にいろいろなことを教えて頂きました。そこで、新しい考えが浮かびました。

「100歳になっても歩いて通院していただく」
 高齢者の方が増えてきました。内のクリニックの特性上心臓が悪い方が多いです。しかし、心筋梗塞を起こされ、100歳で歩いて通院されている方が見えます。いかに歩くかということが健康な歳の取り方として重要ではないでしょうか。これからも、さらに歩け歩けというお話をさせて頂きます。どこまで歩けばいいのか、どのスピードで歩けばいいのか、患者様によって異なります。一緒にゴールを探していきましょう。

「女性に優しい医療」
 30歳ー50歳の女性の方は、大変です。独身、既婚、子供がいる、いない、介護の両親がいる、いないなど、それぞれの立場で様々な問題を持っています。いろいろな要因でバランスが崩れ、悪循環に入り、軽くて治る病気が治らなくなるということもあります。先日も、ある40歳代の女性の方が動悸がするけど、どの病院も更年期としか扱ってくれないと言われてみえました。精密検査をすると、運動時に命に関わる心室頻拍が見つかり、大学病院でカテーテル治療で完治されました。何を申し上げたいかというと、この年代の女性はある意味医療を最も受けれない方々なのです。みなさん頑張って自分のことは後回しにされてみえます。そのような方たちをサポートしたいと思っております。循環器じゃないなと思っても、違うということを確認することも重要です。一緒に答えを探していきましょう。薬を飲むことだけが治療ではありません。

「転勤族の方々にも後期戦略で}
 県外の先生方からもご評価を頂き、東京大学など大学病院からクリニックまでいろいろな先生方から、転勤後の通院医療機関として当院をご紹介いただけるケースが非常に増えてまいりました。いわゆる転勤族の患者様に対しても、ずっとかかっていただいている患者さん同様、10年先、20年先を考え、ベストな治療を提示させて頂きたいと思っております。転院の時には、紹介状を作成し、医療が中断することなく、リレーのバトンを手渡し、患者様が30年後に幸せに歩ける姿を想像していきたいと思います。

 最後になりますが、県外を中心に全国の大学からクリニックまで様々な先生方に、高血圧、心不全、COPD、心機能の講演をさせて頂いております。昨年は150回、今年も今までで70回、予定で後40回講演をさせていただく予定であります。遠方のため、やむを得ず午後休診(理事長は診察)させていただくことがございます。ご迷惑おかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。お電話で事務にお問い合わせいただけると幸いです。

 暑さも厳しくなる折、くれぐれもご自愛くださいませ。


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